こんにちは!doggykushです!
先日、この様なツイートをしました。
今回はこのツイートの内容を深掘りしていきたいと思います!
そもそも経済学、行動経済学の違いは??
先ほどのツイートですが少し誤解を与える様な内容になってしまいました。
別に経済学は全く使えない学問ではないです。
詳しくはこちらの記事をお読みください。
経済学は使えない学問ではなくて、現実世界を考えない学問なんです。
だからあまり現実世界で直接的に役に立てることはないと言う意味の使えない学問と言うわけです。
それは分かったところで、一体行動経済学とはなんなんでしょうか。
一言で言うと、現実世界を考える学問です。
この時はこうなる、その時はそうなる、のように現実世界の人間の行動に基づいた理論を考えるのが行動経済学なんです!
主に人間の感情が介入してくる行動を分析します。
そのため心理学としても使われることがあります。
実際こちらの方が直接イメージもしやすいし使いやすいため私も好きです(笑)
しかし、普通の経済学でもいろいろな事を学べるためどちらがいいとは一概には言えません。
マーケティングにも大活躍 行動経済学のよく使われる理論
まず行動経済学は現実世界のことを考えるため様々な状況を想定します。
それはそれは大変な作業です。
現実世界で起こる事象なんて星の数ほどありますからね。
だから経済学は現実世界は考えないんですが。(笑)
そんな行動経済学、マーケティングにめちゃくちゃ応用が効きます。
現実世界の経済活動の理論なので応用というかもはやマーケティング手法と言ってしまってもいい気もしますが。(笑)
それでは、実際にある行動経済学の理論を見ていきましょう!
アンカリング効果
アンカリング効果とは、最初に印象に残った数字がそのあとの行動に影響を及ぼしてしまう効果です。
例えば、
・3000円が今だけ2000円!
・6000円が半額3000円!
などと言ったモノです。
あなたも何かしらでこう言うのを見た事がありますよね。
そしてお得だ!と思って買ってしまった事もあったのではないでしょうか。
別にそれは悪い事ではありません。
しかし、その時はアンカリング効果が働いている!と思ってください。(笑)
プロスペクト理論
プロスペクト理論とは、損失回避の法則とも言われます。
まず、こちらの2つの質問を考えてみてください。
1)「無条件で1万円もらえる」か「コインを投げて表なら2万円、裏なら0円もらえる」だったらどちらを選びますか?
2)「強制的に1万円払う」か「コインを投げて表なら2万円、裏なら0円払う」だったらどうでしょうか。
答えは出ましたか?
それではいきます。
どちらも期待値は1万円です。そして多くの人は1)では前者を選び、2)では後者を選びます。
これがプロスペクト理論です。
この理論は、投資の勉強をしていたりとか、ギャンブルの話題になった時に使われます。
人は、損をしてしまう時は、リスクを負ってでもそれを回避しようとします。
だから、パチンコなどで負けている人は「次は取り返せる」の連続でどんどん損失が積み重なってしまうんですね。
実際合理的に考えるとどちらの質問も前者を選び、パチンコもダメな時は早急に切り上げるべきなのです。
もしどちらの質問にも前者の答えを導き出せた人がいれば、合理的に行動ができる人です。
その方は、トレーダーとして合理的判断の積み重ねでお金儲けをしていく事をおすすめします。それができる人は中々いないですからね。
ただし、投資は自己責任で。(笑)
サンクコスト
サンクコスト=埋没費用 と言います。
これは、「何かに費やしたお金や時間が、もう返ってこないと分かっても、それをやめることが出来ない」ということです。
もう仕方がないのにずっと後悔して引きずる、などもサンクコストです。
先ほどのプロスペクト理論に似ていて多少かぶる部分もあります。
例えば、
・増えると思い投資したが回収できないと判明、惜しくて損切り出来ない ・ギャンブルで負け続け、ここまで時間とお金を費やしたから回収するまでやめられない ・遠くのお店まで目当ての商品を買いにきたが売っておらず、長時間かけたからと全くいらないものをわざわざ買う。
などと言った具合です。
これ以外にも似たような事象はいっぱいあるかと思います。
もしかしたらあの時のことかも!と心当たりのある方もいるのではないでしょうか。
もし何か事業を行っていたり、投資していたり、ギャンブルにハマっていたり、その他何かで悩んでいる時にはこのことを思い出してください。
合理的に考えてもう無理だ、と思うことはすぐに切り捨てましょう。
それはあなたにとって害悪にしかならないです。
人によっては恋愛などで、元カレ元カノが忘れられないなどもあるかも知れません。
それは経済学部の人間から言わせればサンクコストです。
悪いことは言いません。忘れましょう(笑)
現在志向バイアス
現在志向バイアスとは一言で、我慢できない、と言うことです。
もしも、「今すぐ1万円もらえるが、1ヶ月待てば1万2000円もらえる」と言われたらどうするでしょうか。
多くの人は今すぐ1万円を選びます。
考えてみると、これって月利20%なんでとんでもない数字です。
※あくまで一例です。こんなものはほとんど存在しません。
額にもよるのかも知れませんが、間違いなく1ヶ月待った方がお得です。
人は将来の利益よりも目先の利益を優先してしまいます。
特に投資などをする上ではこれは強く意識した方がいいでしょう。
短期的に物事を考えるのではなく、長期的に安定した考え方を持つ。
これは非常に大切なことです。
まとめ
ここまで行動経済学について様々な例を挙げながら解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
中には図星が何個もあった、と言う人もいたはずです。
しかし、図星だからと言って落ち込む必要なんか全くないのです。
なぜならそれまでの行動はサンクコストです。(笑)
これから今日の話を意識して行動すれば良いだけの話です。
どんな感情にも振り回されず合理的に生きていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!