なぜ経済学を学ぶ必要があるの?疑問回答【メリット3選】

こんにちは!ドギーです!

私は普段、経済学やIT、仮想通貨に関するブログを書いています。

去年の秋くらいから更新が止まっていましたが、最近また更新再開しました。

様々な記事を書いているのですが、とある考えが浮かんできました。

それは「そもそも経済学って学ぶ意味あるの?」と思う人がいるかもしれないという考えです。

・自分には関係ないだろう。
・別に学んでも何にもならんし。
・お金より大切なものがある!!!

このように考える人には今回の内容をぜひ読んで頂きたいです。

正直、日本という資本主義国で暮らしている人なら全員知るべき学問だと思います。

しかし、大学で経済学部に入る、ようなことがないと中々学ぶ機会はないでしょう。

でも日本人は学ぶべき学問…

それをお伝えするのがこのブログです!!

大学の授業から普段の生活で必要だと思ったものを厳選し、より分かりやすく記事にしています。

まずは学ぶべきだと認識するところから。

当記事で経済学を学ぶべき理由をお伝えします。

なぜ経済学を学ぶ必要があるの?疑問に答えます

多くの人が考える「経済学を学ぶ必要ってある?」という疑問について回答していきます。

恐らく多くの人がこう考えているはずです。

お金のことなんて…やましいから考えない!

別にお金持ちになれるわけじゃないじゃん!

これは私がこれまでに言われた言葉です。

就活中で面接官にまで言われてしまいました。笑

(ちなみに、面接官をしっかり論破して内定を頂きました笑)

当たり前ですが、現実世界で使えなかったら意味がないです。

ではなぜ学ぶのか、それは現実世界で使えるからです笑

これは馬鹿にしてるわけではなく、本当に使えるのです。

なぜお金について学ぶことがやましいのか?

日本人は特にお金について話すことは「やましいこと、汚いこと」だと言われています。

私も人にお金の話をしていい顔をされた時はありません。

しかし、冷静に考えてみてください。

私たちはどこに行ってもお金を使って活動しています。

これは紛れもない事実です。

学費を払って学校に行く、仕事すれば給料をもらう、家賃を払って家に住む、買い物なんて言わずもがな…

日本にいてお金を使わずに生活できるのはかなり稀なことだと思います。

また、日本は世界でも有数の経済大国です。

日本の世界GDPランキングはアメリカ、中国に次ぐ第3位です。(2020年)

そんな日本人がなぜお金について話たり、学んだりしてはいけないのでしょうか。

むしろ学ぶべき、とすら考えてしまいます。

そもそも経済学はお金だけを学ぶ学問ではありません。

あなたが生活している、その空間についての学問といえます。

仕事したり、買い物したり、家でまったりしたりしていても、それら全てに経済学が絡んでいます。

学んでもお金持ちにはなれない!

お金について、また、経済学について学んでもお金持ちにはなれない、ということも言われます。

はっきり言って、それは事実です。

しかし、それを指摘するはかなり見当違いです。

なぜなら、経済学を学ぶことはお金持ちになることだけが目的ではないからです。

本来、経済学はお金儲けの学問ではありません。

もちろんお金を稼ぐことも大切だし、絶対にしないとは言いません。

お金を稼ぐ以前に、世の中にある様々なトラップから自分の財布を守るところがスタート地点なのです。

そのために、このお金中心の社会の仕組みを知る、それが大切です。

ルールを知らなければ試合すら出来ません。

まずは経済学を学び、世の中の仕組み、ルールを学びましょう。

経済学を学ぶメリット3選

経済学は「この世の仕組み、ルールを知る学問」でした。

ではそれを学ぶメリットはなんでしょうか。

なんのメリットもなかったらただの時間の無駄になります。

ここでは経済学を学ぶメリット3選を紹介します。

メリット1:騙されなくなる

一番大きな理由は「騙されなくなる」です。

例えば、次の問題を考えてみてください。

あなたは今、金融会社A社・B社・C社の3社からお金を借りています。それぞれ順番に金額/年利が30万円/20%・20万円/10%・10万円/5%です。どのように返していくのが正解でしょうか?

金額が低いC社から返す?それとも3社同時に返済していく?

一度よく考えてみてください。

答えは出ましたか?

正解は「一番年利が高いA社を真っ先に返す」です。

なぜなら我々消費者にとって金利が一番無駄なお金だからです。

20%というのは法外な金利ですが、それに近い金融会社は山ほどあります。

仮に金利が低いC社からB社、A社の順に2年かけて返したとします。

金利の計算
C社→10万円×5%を4ヶ月=約1,700円
B社→20万円×10%を8ヶ月=約13,000円
A社→30万円×20%を2年=約12万円

と、すごい単純に計算してしまいましたが利子だけで合計約13万5,000円払う必要があります。

しかし、逆に金利が低い方からA社、B社、C社の順に返していくと

金利の計算
A社→30万円×20%を1年=約6万円
B社→20万円×10%を1年8ヶ月=約33,000円
A社→10万円×5%を2年=約1万円

となるので、金利だけで合計約10万3,000円払うことになります。

どうでしょうか?

比べれば一目瞭然、A→B→Cの順に返したら約3万円安く済みます。

どう考えても後者が正解でしょう。

これも経済学の知識があればなんなくわかる問題です。

世の中には借金のみならず、様々なトラップが張り巡らされています。

訳のわからない儲け話についていってはいけません。

胴元の意図をしっかり知ることで、騙されなくなります。

補足:おまとめローンという地獄

実はこの話には続きがあります。

数社から借金をしていると「おまとめローン」というシステムから声をかけられます。

言葉の通り、数社から借りているローンをまとめて1社に返せばいいシステムです。

まとめる代わりに年利を安くする、そんな言い文句で近寄ってきます。

「1社だけで楽だし、年利も安くなる!」

そう思った人は要注意です。

まず先にD社がまとめて年利15%でいいですよと来ました。

金利の計算
D社→60万円×15%を2年=約18万円

なんとびっくり、当初の金利よりだいぶ高くつきます。

これでは元も子もありません。

別パターンで、D社が来たと思ったらE社が12%でいいですよと来ました。

確かになんとなく30万円20%よりかは良さそう、契約。

金利の計算
E社→60万円×12%を2年=約14万4,000円

なんとなんと、こちらも当初の金利より高くつきます。

ちゃんと計算したり、事前にこういった知識を身につけておけば騙されることはありません。

しっかり学んで騙されないようにしましょう。

実は「おまとめローン」は年利8%で受けたとしても胴元が得するシステムなのです。ヒントは元金の大きさです。詳細は別記事にて解説します。

メリット2:世の中が見える

経済学を学ぶと世の中が見えるようになります。

具体的には「経済ニュースが分かる」ということです。

あなたは普段、どのようにニュースをみていますか?

なんとなく経済ニュースを見ていませんか?

またはエンタメしか見ない、もはやニュースを見ない、そんな場合もあるかも知れません。

コロナ下 売れる高額品
ダイヤや高級車、億ション 株高、世界の富裕層動く
日本経済新聞

例えば、この記事。

ちょうど執筆時点の日経新聞ランキング1位から拾ってきました

見出ししか書いてありませんが、なんで高額品が売れるか分かりますか?

何も知らずに「今はダイヤが売れる!」なんて言っていたらただの知ったかぶりです。

経済学をある程度知っていたら、どうしてこうなっているのかが分かり、世の中の流れを知れます。

そうすればこれからどう動くべきなのか、何をするのがお得なのか、小さなことから大きなことまで気付けるのです。

世の中の流れを知って、うまく立ち回りましょう。

補足:真の価値を見定められる

世の中をちゃんと見ることができれば、モノの本当の価値が分かります。

例えば、値段が高いという理由だけでいいものと判断する時。

価格が高くてもいい加減なものはたくさんあります。

なぜ高いのか、なぜ安いのか、それをしっかり見極めることで無駄なお金を払う必要はなくなります。

実際に高級料亭の高い料理より、そこらへんの安い定食屋さんの方がうまいなんてこと普通にありますからね。

その値段がつけられているのはなぜか、価値を見定められるようになりましょう。

メリット3:人生が明るくなる

経済学を学ぶと人生が明るくなります。

と、急にスピリチュアル的な話かよって思ったらすみません笑

でもこれはかなり本当です。

というのも、世の中の変な話に惑わされなくなります。

これはメリット1、2でお伝えした内容と少々被りますが、騙されなくなったり、世の中が見えることで正しい選択が取れるのです。

どういうことか。

例えば「今は不景気だ!!」と言われたらどうでしょう。

「不景気だから仕方がない。」
「不景気だから我慢しよう。」

そう思うかも知れません。

しかし、何をもって不景気としているのですか?

テレビで言ってたから?周りから聞いた?

不景気だというのならちゃんとした根拠があり、明確な理由とともにいうべきです。

まだ知識が足りずに分からないならはっきりと分からないから判断しない、という判断を取るべきです。

正しい情報が分からないのに勝手にネガティヴになっているより、経済学を学んでいれば、正しい情報を知り、落ち込まずに次に取るべき行動を取れます。

補足:生産性が上がる

また、生産性があがるというメリットも補足しておきます。

経済学を学ぶと普段の生活をより良く出来ます。

それはお金周りや世間を知るだけでなく、無駄な時間がなくなるのです。

経済学には「サンクコスト」「機会費用」という言葉があります。

サンクコスト
サンクコストとは「戻ってこない費用」のことです。
例えば、2時間食べ放題を2時間食べても、30分で切りあげても、料金は変わりません。もう返ってこないお金に関しては考えないのが経済学の原則です。
機会費用
機会費用とは「別のことが出来なかったため、損した金額」のことです。
例えば、時給1,000円のバイトをしています。ある日パチンコに行き3時間で+1,000円だったとします。収支プラスだと喜んでいますが、バイトをしてたら+3,000円。つまり実際は-2,000円なのです。

それぞれ軽く説明しました。

サンクコストを理解していれば、2時間食べ放題を1時間で満足したのに「元をとらなきゃ!」と言って、吐くまで食べる、なんてことはしませんよね。

その分の時間、どこかでまったり休んだり、もっと有効なことに使います。

機会費用を理解していれば、1,000円安いスーパーに2時間かけて行く、なんてことはしませんよね。

その2時間で2,000円稼げますからどっちがお得かは…

こんな具合に、日常生活の至る所で経済学が役に立ちます。

ぜひ経済学で人生を明るくしていきましょう。

先日、以下のような記事を書きました。
>>ご褒美思考は黄色信号!どうして浪費がとまらないのか。【浪費事例5選】
ここの「浪費事例3:金銭感覚が狂う」という章を読んで、何が正しいのか考えてみてください。
機会費用のところと矛盾するようなことを書いています。笑

【結論】全員経済学を学びましょう

というわけで、結論、経済学は学びましょう\(^o^)/

経済学を学べば、

・騙されなくなる
・世の中を知れる
・人生が明るくなる
(・無駄な時間を過ごさない)
(・モノの本当の価値が分かる)

これらのことが身に付きます。

もちろん今回お伝えしたメリットというのはほんの一部でしかありません。

経済学を学ぶメリットはまだまだたくさんあります。

当ブログではなるべく専門的すぎず、分かりやすく経済学をお伝えします。

ぜひ一緒に学びましょう!

ありがとうございました!

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