アジア地域統合までの過程

こんにちは!doggykushです!

今回はアジア地域統合のこれまでの話と現状をしようと思います。

何の話!?と思う方はこちらの記事を見てみてください。

https://doggykush.com/%e3%82%a2%e3%82%b8%e3%82%a2%e3%81%af%e3%82%a2%e3%82%b8%e3%82%a2%e3%81%a7%e7%b5%8c%e6%b8%88%e3%82%92%e5%9b%9e%e3%81%97%e3%81%a6%e3%82%8b%e8%a9%b1/
アジア最強説?と言う話

こちらの記事の冒頭で、
「これまでの歴史については別な機会に」
といっています。

と言うわけで今回はこの話をしようと思います!

どうしてアジアで地域統合が遅れたのか?

そもそもですが、なぜアジアは地域統合が遅れたのでしょうか?

アジアは21世紀前はFTA(自由貿易協定)空白地域でした。

つまり貿易協定が結ばれていなかったのです。

その理由は主に、

・当時の経済大国だった日本が地域統合に批判的であったこと
・歴史問題や日本とその他の国の経済力の差により、日本が主導する地域統合は日本の経済支配と受け取られる可能性があったこと
・日本企業など多国籍企業による貿易投資活動によりアジアでは生産ネットワークが作られ、「事実上の統合」が進んでいたこと。
・90年代は APEC による貿易自由化への期待が高まったこと

などが挙げられます。

後半の2つは割と前向きな理由になっています。

基本的にはずっとアジアの経済を引っ張ってきた日本に問題がある気がしますね。(笑)

と、こんな感じでしばらく踏みとどまっていました。

APEC(アジア太平洋経済協力)とは本部がシンガポールにあるアジア周辺でできた初の地域統合の動きです。

アジアが統合し始めた理由

さて、アジアの地域統合の遅れの理由は分かったわけでありますが、その後はどうやって今の統合に至ったのでしょうか。

20世紀末、だんだん地域統合の動きが活発化してきました。

その理由は、

・1990年代以降世界の外交の流れが地域統合になったこと
・中国、韓国、 ASEAN 諸国の目覚ましい経済発展により日本の経済的な地位が低下し、「経済支配への懸念や反発」が薄れてきたこと
・1997年のアジア通貨危機以降、東アジアでの地域協力や連携への機運が盛り上がってきたこと

などが挙げられます。

ちなみに2番目の中国、韓国、ASEANの話に関しては、こちらの記事で詳しく書いてあります。

https://doggykush.com/%e3%82%a2%e3%82%b8%e3%82%a2%e3%81%ae%e7%b5%8c%e6%b8%88%e7%99%ba%e5%b1%95%e3%80%9c%e6%88%a6%e5%be%8c%e3%81%ae%e3%81%8a%e8%a9%b1%e3%81%97%e3%80%9c/
写真はタイ旅行の時のやつ

と言うわけで様々な理由により統合に向かったわけです。

一昔前TPPと言う言葉が毎日のようにニュースになっていたのは覚えていますでしょうか。

TTPとは、環太平洋パートナーシップ協定の略です。

一応漢字で言うと、環太平洋戦略的経済連携協定と言います。

これもこの地域統合の流れが積極的になった事の影響を受けたからですね。

このご時世、協力して経済を回していくのはかなり合理的かと思います。

実際にアジアは急成長できたわけですからね。

アジア地域統合の今

アジア地域統合の遅れた理由、進んだ理由について見ました。

それでは、アジアは現在、どのような統合がなされているのでしょうか。

先ほども言いましたがTPPやアジア通貨危機で作られた、RCEP( 東アジア地域包括的経済連携)が有名なものですね。

TPPとRCEP

ここでちょっとこんがらがらないようにこの言葉の解説を入れておきます。

まず、この2つはかなり異なる内容です。

それぞれの協定の起源を見てみると、

TPP(環太平洋パートナーシップ協定)
→APECによる地域統合の動きからできた。

RCEP(東アジア地域包括的経済連携)
→TPPが米国中心に進められる事に警戒して、中国が東アジア(EAFTA)に固執するようになったことからできた。

となっています。

中身を見てみても、7カ国は共通ですがTPPに中国・インドは不参加、米国主導。RCEPにはインドが入っていて米国不参加、ASEAN中心。

軽い説明ですが大きな違いがありますよね。

ASEAN

ASEAN、東南アジアは凄いです。

ASEANは東アジアの地域統合で最も先端を走っています。

AFTA

ASEANにおけるFTAは、AFTAと呼ばれています。

これは1990年にシンガポールの首脳会議で決定されたのち、1993年に関税削減計画が立てられ2008年までに削減する計画でしたが2002年にはほとんどの国で関税削減されていました。

ちなみに、AFTAの目的は、

・ ASEANの域内分業体制を構築し、ASEAN企業の競争力を高める
・統合により市場を拡大し、外国からの流入を促進する
・世界的な自由貿易体制に備える

となっています。

しっかり目的達成されてますね。

AEC

また、別な統合計画としてASEAN経済共同体(AEC)が立てられています。

AECの目標は、「単一の市場と生産基地」です。

通貨統合などは目指してないです。

AECは、創設されているが、まだまだ関税の撤廃など相当の分野で自由化、円滑化が必要である。

まとめ

ここまでいくつかの経済地域統合の話をしてきました。

いかがだったでしょうか。

なんとなく私の東南アジア信者感が否めなくなってきました。(笑)

東南アジアは暖かいし、人はいいし、経済成長は目まぐるしいし、、

まだ治安が悪いのがネックですが(笑)

別に偏見とかはなくてただただ東南アジアが好きなだけです。

東南アジアもですがアジアが好きです。

是非これからは地域統合という面でもみてみて下さい!

今日も、ありがとうございました!

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