ご褒美思考は黄色信号!どうして浪費がとまらないのか。【浪費事例5選】

こんにちは!どぎーです!

突然ですが、あなたは普段どれくらい浪費していますか?

「コンビニで飲み物を買ったついでにお菓子を…」
「読みたい本を買いにいった本屋さんで無関係な漫画を…」
「気づいたらAmazonでポチってた!!」

これ自分かも!と思ってしまった人は要注意です。

なぜか分からないけど買っている。不必要なのに買った。

こういったことは割と日常でよくある事です。

しかし、金欠で困っていたり、なかなか貯金出来ないなどといった悩みはこの浪費のメカニズムを知ることで改善します。

この記事を読むことで

・浪費とは何か分かる
・浪費の具体例が分かる←重要
・浪費をしなくなる

これらが可能になります。

それでは早速見ていきましょう。

日常に潜む浪費。なぜ人は浪費する?

まずは浪費をしてしまう理由について説明します。

なぜ浪費をしてしまうのかが分かれば未然に防げますよね。

そもそも浪費とは?

ここでは分かりやすく「不要なものの消費」は全て浪費とします。

世の中には主に3種類のお金の使い方があります。

「投資・消費・浪費」

この3つです。

おそらく多くの人が聞いた事があると思います。

それぞれ言葉の意味を解説しておくと、

【投資】
利益を得る目的で事業などに資金を出すこと。比喩的に、将来の利益のために多額の金銭を投入すること。
Oxford Languagesより
【消費】
人が欲望を満たすために、財貨・サービスを使うこと。「個人消費」
goo国語辞典より
【浪費】
金銭・物・精力などをむだに使うこと。むだづかい。
Oxford Languagesより

Google検索トップではこう出ました。

消費と浪費が少々分かりにくいですが、食欲は欲望の一つであり、何も食べないと死んじゃうので必要なものです。

もちろん浪費も欲望を満たすための場合もありますが、無駄遣いといった要素が大きいです。

無駄遣いはもちろんですが、これは投資だ!消費だ!と言い訳して無駄なものにお金を払うことも浪費と考えましょう。

人はなぜ浪費してしまうのか?

浪費=むだづかい、ということは分かりました。

では、なぜ人は「浪費」をしてしまうのでしょうか。

多くの人は「そもそも浪費と思っていないから」です。

人間は意識しないと欲望のままに動いてしまう生き物です。

当記事冒頭でもお伝えした、

「コンビニで飲み物を買ったついでにお菓子を…」
「読みたい本を買いにいった本屋さんで無関係な漫画を…」
「気づいたらAmazonでポチってた!!」

これらの状況って特に意識しなければごくごく当たり前の行動ですよね。

なんならダメだと分かっていながら浪費してしまうなんてことすらあります。笑

でも、なぜダメなのかをしっかり意識していないとそのまま浪費に突っ走ってしまいます。

ですから、次の章では浪費してしまう代表的な具体例をあげます。

この例を知ることで浪費を意識し、避ければ間違いなく浪費を止められるでしょう。

ご褒美思考は要注意!浪費してしまう事例5選

この記事で一番重要な章です。

実際に浪費に該当するものを5つあげました。

少し抽象的なものもありますが、自分ごとに置き換えて考えてみてください。

浪費事例1:ついで買い

まずは「ついで買い」についてです。

これは浪費の中でも最も多くの人が該当することだと思います。

なぜなら私も含め、周りの人たちがよくするからです。笑

コンビニにいった時、スーパーに行った時、本屋さんに行った時、どんな時でもついで買いは起きてしまいます。

買った時は「欲しいものが買えた!」と思うのですが、家に帰ると「なんで買ったんだ??」という状況に陥ります。

例えば、100円くらいだしいいやと思ってもそれが毎回あるとして、週3回コンビニにいくとなれば1ヶ月で1,200円も使っています。

1年続けるとなんと14,400円も使っているのです。

本来欲しいものではないので間違いなく浪費ですね。

その分本当に欲しいものにあてたり、貯金しておいたらどうなっていたことやら…となります。

後悔するはずなのに、なぜ買ったのでしょうか?

企業のマーケティングの賜物

ついで買いをしてしまう理由の答えは「企業のマーケティングがうまいから」になります。

企業は商品を買ってもらうことで利益を出します。

また、当たり前ですが、買ってもらうための努力も全力でします。

どうにかして買ってもらうように計画する。

それがマーケティングなのです。

マーケティングといっても様々な工程があります。

・他社より優れてる商品を作る工程
・手に取ってもらうパッケージを作る工程
・買ってもらえる文章
・買ってもらえる場所を考える工程

などなど、こういったところにお金をかけています。

そりゃ一般人がふらっと手に取ってしまうのも仕方がないですよね。

そして買ってしまうのも仕方がない。

しかし!だからと言っていらないものを買う必要はありません。

企業はいつも全力で買わせようとしていることを覚えていてください。

浪費事例2:ご褒美思考

今回のタイトルでもありますが、実はご褒美というのも浪費の一種です。

給料が入った日、ボーナスがもらえた日、なにかしらの節目、あなたはこんなことをしていませんか?

「今日は頑張った自分へのご褒美!何買おうかな!!!」
→絶対不要なものを購入

はい。私が経験済みです。

もちろん、モチベーションアップがないと頑張れない、といった場合もあるでしょう。

その気持ちは痛いほど分かります。

でもこれは紛れもなく浪費なのです。

”何か買うこと”が目的の購買

それが本当に欲しいものであれば構いません。

しかしよく考えてみて下さい。

自分へのご褒美
仕事でストレスがたまる→お金貰える
→自分頑張った→ご褒美をあげる→お金減る
仕事をする→ストレスたまる…

気づきましたか?

これ、ループしてるんです。笑

別にストレス発散がいけないわけではありません。

ここでの問題は「”何か買うこと”が目的になっている」ことです。

本来なら、欲しいものがあって、それを買うためにお金を払うはずです。

しかし、何か買うことが目的になってしまったらお金はどんどん減り続けます。

自分を労うことは大切ですが、何か買う時というのは本当に欲しいものなのか、他に方法はないのかを考えて行動しましょう。

浪費事例3:金銭感覚が狂う

あれこれ解説する前に次の状況をイメージして下さい。

あなたは家電量販店Aに新しいパソコンを買いに来ました。お値段なんと20万円です。買おうとしたその時、隣町の家電量販店Bで19万5,000円で販売中との情報が入ってきました。さて、買いに行くでしょうか?
あなたは今晩焼肉にしようと考え、スーパーAに黒毛和牛を買いに来ました。お値段6,000円です。こちらも買おうとした時、隣町のスーパーBで特大セール1,000円で売ってました。さて、買いに行くでしょうか?

隣町とはそれぞれそこまで遠くなく、普通に行ける距離だとします。

上の問題と下の問題、それぞれ別のお店でも全く同じものだとしたらあなたはどうしますか?

多くの人がパソコンは「めんどくさいから5,000円くらいならいいや」とAで買う、お肉は「黒毛和牛1,000円は安い!!」といってBに買いに行くでしょう。

それぞれ5,000円の差額なのは変わらないのに感じ方が変わってしまいます。

6,000円から見た5,000円は「安すぎる!大特価だ!」と思うのに、20万円から見た5,000円は「たったの5,000円じゃん」と思ってしまいます。

この問題の本質は「金額が増えれば増えるほど、1円を軽んじてしまう」というところにあります。

1円はどこまでいっても1円!

きっとそんな経験が1度はあるのではないでしょうか。

10万円の品物を買った時に3,000円する不要なオプションをせっかくだからとつけてしまう、などです。

この感覚の狂いは浪費癖を加速させる恐ろしさがあります。

1万円を日常的に使っていたら段々1万円が当たり前になり、5万円、10万円、とお金を使うのが簡単になってしまいます。

これは人間の感情的に仕方がないことです。

しかし、どこの誰にとっても「1円=1万円」になることはないのです。

高い買い物をするときは冷静になって、お金を使い過ぎていないかをしっかり考えましょう。

浪費事例4:顕示欲が出てくる

アメリカの経済学者、ソースティン・ヴェブレン氏は「顕示欲を満たすための見せびらかしの消費」について語っています。

  • 貧乏人だと思われたくない。
  • デートでは高級レストランでしょ。
  • お金持ちみたいにタワマンに住みたい!

などなど、これらが顕示欲です。

中には顕示欲が全くない人もいるでしょう。

ちなみに私の祖父はそっちの人種です。笑

いい服を身につけたり、かっこいい車に乗りたいなどといったことを全くしない人です。

しかし、私や友人を含め、そういった欲は割とあるものです。

新しいものがどんどん現れる世の中

現代はスマホの最新機種が毎年出たり、ハイブランドのコラボがどんどん出たり、とにかくいいもの、高いもの、が次々に開発される時代です。

自分の所有物が数ヶ月もすれば旧モデルになってしまう。

「隣の芝生は青く見える」というように他の人を見て何か欲したり、羨ましがったりしてもキリがないです。

自分に必要なものは何か、本当に必要なものなのかをしっかり見極めて購入するようにしましょう。

浪費事例5:生活水準が下げられない

浪費事例3,4と少し似ている話ですが、浪費が止まらない理由として、自分の”当たり前の基準”が変わる、というものがあります。

例えば、賃貸住宅について考えてみましょう。

あなたも自分のことだと思って想像してみて下さい。

元々は家賃が月5万円の1Kに住んでいました。
数年後、収入が上がったため月10万円の1DKに引っ越しました。
しかし、その家にも慣れ、もっと広くていい場所に住みたいと思い始めます。
そこで、必死に仕事をして月30万円の2LDKに引っ越しました。

人間はだんだん慣れていき、その生活が当たり前と思う生き物です。

最初は月5万円で満足していたのに、今では30万円が当たり前になっています。

以前の当たり前で生活できなくなる

そんな中、事件は起きます。

勤めていた会社が倒産してしまい、生活が一気に苦しくなりました。

これまでは多少頑張りながらも住んでいた家賃30万円の家には住めません。

しかし、2LDKに慣れているのでそれより狭い1DK、もっというと1Kになんて到底戻れない!と意地を張ります。

そのまま貯金も尽き、借金に手を伸ばし…

ここまで来たらその先は想像がつきますね。

単純に考えれば月30万円かかっていたものが、10万円、5万円と下がれば生活は豊かになるに決まっています。

月30万円の固定費
・10万円に下げる→3ヶ月分
・5万円に下げる→6ヶ月分(半年分)
の節約になり、貯金の減る速さも緩やかになります。

ごくごく当たり前の話です。

しかし、人は慣れてしまうと「戻れない」と思ってしまいます。

当時は「5万円で当たり前、10万円なんて贅沢だ!」とすら思っていたはずです。

生活水準をあげ、当たり前の基準が上がることで昔の当たり前、贅沢が苦しくなってしまいます。

経済合理的に正しく考え、多少辛くても正しい行動を取ることが大切です。

浪費はしっかり意識しないと止まらない

ここまで浪費とは何か、浪費の事例について解説してきました。

・浪費とは”無駄遣い”である。
ついで買い浪費である。
ご褒美はほとんどが浪費である。
金銭感覚が狂う浪費が加速
顕示欲浪費を加速させる。
当たり前の基準が上がると浪費が加速

きっとあなたにも当てはまることが多かったはずです。

自分の本当の目的を理解し、正しい選択をしましょう。

そうすれば今よりもっと快適な生活が送れるはずです。

もちろん、浪費が全くダメではありません。

しかし、本来の目的とそれてしまうことはやはり好ましくはないはずです。

私も完全に浪費をなくせたかというと全くそんなことはないです。

簡単なことではありませんが、一緒に浪費癖を直して行きましょう!

ありがとうございました!

補足:浪費の対策は??

このまま終わってもいいのですが、参考程度に私なりの浪費対策をお伝えしようと思います。

割とケチだと言われることが多いので参考になるはずです。笑

  • お店に行く前に買うものを確認
  • ネットショッピングは極力使わない
  • 外出時、飲み物などは持っていく
  • 毎月の出費を把握&不要出費を消す
  • クレカの上限は最低に
  • ショッピングに財布を持っていかない

まだまだありますが主な対策はこんな感じです。

最後の財布を持っていかないは驚いた人もいるのではないでしょうか。

なんのためにいくんだよ!!と言われそうですが、使わないならそもそも使えなくするのが合理的です。

Suicaに最低限のお金だけ入れて持っていくとそれ以上は使えないというマジックが完成します。

ぜひどれか一つでも試してみて下さい\(^o^)/

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